リフォームを考えるきっかけとなるのは、次のような場合です。
- 年数の経過による建物本体や設備の老朽化
- 住まい全体や部屋別の不満の解消
- 家族の年齢、構成の変化
- 安心、安全・健康に過ごすための住まいの改善
大きく分けると、建物や設備など住まいそのものの老朽化に伴うもの。
もうひとつは、そこに住む家族の年齢や構成など生活環境が変化したときです。
お問い合わせ時によく頂戴するご質問と回答をまとめました、お問い合わせ前にご一読頂ければ幸いです。
リフォームを考えるきっかけとなるのは、次のような場合です。
大きく分けると、建物や設備など住まいそのものの老朽化に伴うもの。
もうひとつは、そこに住む家族の年齢や構成など生活環境が変化したときです。
柱や梁で建物の骨組みを造る木造軸組工法やRCラーメン構造は、壁を抜くことが容易で他の工法に比べるとリフォームしやすい工法といえ、大規模な増改築も可能です。
(ただし、木造軸組工法の改築では耐震診断をしながら計画を立てることが必須です。) これに対して、ツーバイフォー工法や壁式RC造など壁構造の建物は、壁を抜くことが難しいので、大きなリフォームはしにくいといえます。
リフォーム工事をする場合に、住んだままが得なのか。それとも引っ越した方が得なのかは、工事の規模や期間、引っ越しに必要な費用などによって違ってきます。
大掛かりな工事で数ヶ月かかるような場合は、引っ越しの方が経済的にも精神的にも負担が軽くてすみます。住みながらの場合は工期が倍近くになるため経費と人件費がかさみます。
さらに養生や仮設の費用も発生し、結果的に引っ越しより高くなってしまいます。
結露とは、暖められた空気が冷やされる時、空気中に含まれていた水蒸気が水に変わる現象です。
住宅での結露は、カビの原因となって木材の腐朽を早め、健康へも悪影響をもたらします。
住宅では、起きる場所によって表面結露と内部結露に分けられています。
表面結露は暖房時に窓ガラスに水滴が付く状態ですが、放っておくとサッシ枠取り付け部分の下地材周辺が傷んでしまいます。
窓ガラスを複層(ペアガラス)または2重(内窓を追加)にして外気と室内の間に空気やガスの層を設けて断熱することで抑えることができます。
また、空気中の水分を減らすことも有効で、こまめに窓を開けて換気する方法もありますが、省エネの観点からは熱交換式(室内の暖められた空気を排気する時冷たい外気と熱を交換することでエネルギーを逃がさない)の換気扇を取り付ける方法がおすすめです。
一方、壁体内に発生するのが内部結露です。 コンセントボックスなどの隙間から壁の中に浸入した暖かい室内の空気中の水分が、冷やされることで結露を起こし、断熱材を湿らせ、カビを発生させます。
内部結露は目に見えない所で発生するので、知らないうちに内部の躯体に腐朽が進んで深刻な状態になることがあります。
木造住宅の内部結露を防ぐには、断熱材の内側に防水シートを切れ目無く施工することが必要ですが、完璧に施工するのはなかなか難しいといえます。
より完璧に防ぐには、外壁側に断熱材を設置する外張り断熱工法や外壁に通気層を設ける通気工法が有効といわれています。
一方、マンションは大変気密性が高く、24時間換気システムが採用されていない建物では、木造住宅より結露しやすいといえます。
結露を起こさせない為には、燃焼式のガスや石油ストーブなどではなく、水蒸気の発生の無い暖房器具(オイルヒーターやエアコンなど)を使用すること、そして調理などで火を使う時には必ず換気扇を回すことなどが原則です。
リフォームに要する費用は工事費用だけではありません。規模の大きな増改築などは、住みながらの工事より引っ越した方がトータルの費用と日数を抑えることができる場合もあります。
その場合、引越し費用、工事期間中の家賃や敷金・保証金、駐車場代、荷物を預けておく時の貸倉庫レンタル料などの費用が必要になります。また、増築面積によって建築確認申請の手数料、不動産取得税や登記費用などが必要になるときもあります。
ひとくちにリフォームといっても工事代金だけでなく、ほかにもいろいろな費用が発生します。工事の規模、内容から見込まれる費用を計算して、ある程度余裕をもった資金計画をたてることをおすすめします。
項目ごとに費用の明細が書かれているか、設備機器で定価のある商品はメーカー、品番、規格、仕様、施工方法などが具体的に書かれているか細かくチェックして下さい。
一流メーカーの商品であれば、必ずカタログがありますので、商品定価もわかります。
「○○工事一式○○円」と書いた見積書を提出するような業者は、トラブルの原因となりますので避けたほうが無難です。
打合せが終了してリフォーム工事の内容、金額が最終的に確定したら、その内容を請負契約書に記載して双方が確認します。請負契約書を交わさずに、口約束だけで仕事を依頼することは、トラブルの原因となることが多いので避けなければなりません。
新築の場合と違い、リフォームの請負契約書は業者によってばらばらですので、その内容をよく読んで契約するようにして下さい。
実際に工事が始まり、壁や床などを開けてみると、内部の部材の傷みが見つかるなど当初予定していなかった状態が明らかになることがあります。予定していた工事の前提として追加工事が必要となる場合は、必ず取り決めの内容を明確にしておく必要があります。
変更内容を書面にすることでトラブルの発生を未然に防ぐことができます。
契約を取るために大幅な値引きを簡単に受け入れる業者がいます。でもよく考えてみて下さい。
じゃ、最初の見積金額は何だったのということになりませんか?適正価格で見積りしているのであれば、大幅な値引きはできないはずです。金額だけを比較して契約すると、安い部材を使われたり、手抜きをされかねません。くれぐれも注意が必要です。
リフォーム工事によるトラブルに巻き込まれてしまったときは、どうすれば良いのでしょうか?トラブルに遭ったときは、一人で問題を抱え込まないことが大事です。トラブルに対処する方法や必要な知識を持たないまま、一人で問題を解決しようしてもうまくいきませんので、まずあなたが住んでいる地域の消費生活センターに相談して下さい。
全国各地の消費生活センターでは、リフォームによるトラブルについて苦情や相談を受け付け、解決のために必要なアドバイスなどを行っています。訪問や電話などの方法で無料相談を受けることができます。
また、住宅工事全般についての相談窓口として、財団法人住宅リフォーム・紛争支援処理センターがあります。住宅の紛争処理の支援やあらゆる住宅相談を受け付け、消費者を支援する活動を行っています。
子供も大きくなってくると、自分の部屋が欲しいと言い出します。増築して一部屋を造るのは簡単なことですが、ちょっと待って下さい。部屋を与えると、次は鍵を付けて、入るときはノックしてとなっていくものです。
かつては、一人一部屋があこがれでしたが、子供はいずれ独立して家を出て行きます。それまでの間は、家族のつながりを緊密にしたいと望む人が多くなっています。いま不便を感じていても、何年かで環境は変わってしまいます。
同じ費用を掛けるのなら、子供がいなくなったあとの将来的なことを見据えて、有効利用したいものです。
設備や配管の工事が関連するときは、キッチンや浴室のように場所ごとに分けるより、水回り、電気関係、ガス関係のように工事ごとに分けた方が得になります。
例えば、浴室を改修する場合は、トイレ・洗面室などの同じ水回りを一緒にした方が、工事費を抑えることができます。配管をさわる場合には床を剥がしますが、リフォームのたびに繰り返すのは大きな無駄となります。
場所ごとに別々のリフォームを考えるよりも、工事ごとにまとめて考えるのが安く上げるコツです。
住宅内で使用するエネルギーが少なくて済む性能にすることがエコリフォームです。
住宅の断熱気密性能を高くすることにより、夏の冷房効率や冬の暖房効率が改善され、 エネルギーの使用を減らすことが出来ます。 具体的には、結露対策ともなる窓の複層ガラスや2重サッシへの交換、外壁材をいったんはがして外張り断熱とすることなどが あげられます。
エコリフォームに関しては、今年の3月8日に住宅エコポイント制度がスタートし、新築とともにリフォームでもポイントがもらえる ことになりました。一年間の制度ですので、ぜひこの制度実施期間中にご計画されることをお勧めいたします。
外からの日光を取り入れて明るくしたいのであれば、窓を大きくすることです。
ただ、家の構法によっては制約を受け、簡単に拡げることができない場合もあります。木造住宅の場合は、既存の窓を上下方向に大きくすることは、横方向に比べると簡単です。
ほかには屋根にトップライト、壁の高い部分にハイサイドライトの窓を作る方法もあります。トップライトは壁面の窓の3倍の光を取り入れることができると同時に、開閉式にすると換気をよくすることもできます。ハイサイドライトは、光が部屋の奥まで届き、換気もよくなります。
まずは今のお困りのポイントを解消する使いやすいアイテムを採用することです。
床下収納庫:
危険で使いにくいため案外利用されません。また、ビールケースなど重いものを出し入れして腰を痛めることが有ります。
→電動昇降式なら身体への負担が軽くなり、使いやすくなります。
二槽式シンク:
二槽式は一つのシンクが小さいため、大きな鍋やフライパンが洗いにくい。
→大きなシンク一つがずっと便利
吊戸棚:
高すぎるために使い勝手が悪く、物置同然になっている
→手動式や電動式の昇降吊り戸棚は大変使い勝手が良く好評です。
いづれにしても、キッチンは奥様の仕事場。効率良い動線を実現する配置を考えることが大切です。
ポイントは、調理の手順を書き出しそれぞれが手際よく行えるようにすること。 まず、買い物から帰宅して食材をどこへ置くかから考えます。
食材を置くーー冷蔵庫や食品庫にしまうーー調理(食材を取り出して置くーー洗う??調理する??コンロを使う) ??食器を出し並べるーー盛りつけるーー食卓へ出すーー食器を下げる??調理具や食器を洗う??調理具や食器をしまう
従来は、コンロ_シンク_冷蔵庫で三角形を作るレイアウトが理想といわれましたが、今はそれに配膳台を加えるのが良いとされています。配膳台(または広めのカウンター)は、上の手順でいえば、買ってきた食材を置く、食器を並べる、盛りつける、食器を下げていったん置く、食器棚へしまう前にいったん整理する、などなど作業の節目で要となるスペースですから、そのレイアウトの仕方が使いやすいキッチン実現の鍵となるのです。
収納の極意は捨てることだそうです。2?3年使っていないものは思い切って捨てる。この思い切りが有れば、そう散らかることも無いでしょう。
しかし、せっかく買ったものをそう簡単に捨てられないのも人情です。 でも、まずは捨てられるもの=3年以上使っていないもの=を捜してみましょう。捜してみると結構な量になるはずです。
マンションのリフォームに大きな影響を与えるのが区分所有法『建物の区分所有などに関する法律』です。
マンションは専有部分と共用部分に分かれています。
専有部分とは、居室・内装・室内の横配管、横配線のこと。これに対して共用部分はマンションに住む全員が使用するエントランス、廊下、階段、エレベーター室、給排水用のタテ配管、バルコニーなどがあります。
マンションを取得しても自分の自由にできるのは専用部分だけです。マンションの構造体や共用部分のメンテナンス、補修、改修は管理組合が行いますので、個人が勝手に共用部分に手を入れることはできません。 また、サッシも共用部分ですから、枠ごと取り替えることは出来ませんが、内側に断熱や遮音を目的とした内窓を追加することは可能です。